婚約→引越し→転職後すぐに妊娠→結婚→夫の転職先が遠方に→引越→里帰り→出産 と
死ぬ死ぬ言いながらドタバタな1年を送った後は案外平凡に生きている主婦のブログです。

(ひとりで)赤ちゃんのお風呂の入れ方 月齢別レポート

産後すぐに赤ちゃんの体や頭の洗い方だったり拭き方だったりと沐浴のやり方を産院で教えてもらったものの、正直言って一番大変なのってそこじゃないよなあと思ったのが、「ひとりで娘とお風呂に入るのはどうやるのが正しいのか?」というところでした。

今回はお風呂タイムに助けてくれる人がいないことが前提の、マンツーマンでの赤ちゃんのお風呂の入れ方を月齢別で私の体験を元にまとめたいと思います。

 

いつかきっとマンツーマンの日は来る

私の夫は定時が17時の会社に勤務しているものの、結局帰ってくるのは19時過ぎだったり、飲み会も多い会社なので23時くらいに帰ってくることもあります。そのため、10ヶ月くらいまでは夫もいない18時頃にマンツーマンで娘をお風呂に入れていました。「赤ちゃんのお風呂は遅くても20時までに!」というインターネットで得た知識を頑なに信じて。

しかし最近(11ヶ月以降)は手づかみ食べが始まったのもあり、夕飯を食べてからお風呂にしないとご飯でぐちゃぐちゃになった手やら頭やら顔やら足やらを洗えないので、すっぱり諦めて20~21時くらいに娘をお風呂に入れています。夫もいる時間にお風呂に入れられるようになったので、マンツーマンの疲弊も少なくなり、さらに夫と相談した結果交代制にすることができたので、なかなかできなかった入浴中の娘とのスキンシップも段々と楽しめるようになりました。

それでも、夫が飲み会の日はマンツーマンです。世の中には日常的に夫の帰りが遅い家庭も多いでしょうし、たとえ帰りが早くとも育児に協力的でない夫もいると思うので、私は比較的楽な方だとは思っているのですが、やはりマンツーマンは疲れます。

 

色々やってみた結果、月齢別で「マンツーマンの時、これがあって良かったな」と思ったものなども一緒に紹介できればと思います。里帰り出産から帰ってきたばかりで急にマンツーマンになった方など、参考になれば幸いです。

 

出産前に購入して実際に使ったもの

  • ベビーバス
  • 温度計
  • 防カビ加工のお風呂マット
  • ベビーミルク
  • ベビー用綿棒
  • ベビー用のバスタオル(正方形がオススメ)
  • 大きめの座布団
  • 小さい洗面器(100均で購入)
  • ガーゼ(大中小の3サイズ)
  • ベビー用ボディソープ

いわゆる入院前の出産準備グッズとして大半購入された方も多いと思いますが、こちら全て使いました。娘が1歳になった現在も、温度計とベビーバス以外は使っています。

 

(ひとりで)月齢別赤ちゃんのお風呂の入れ方 ①0~3ヶ月

  1. 準備するもの
    上述の「出産前に購入して使ったもの」を全て脱衣所に準備しておきます。
    また、大きめの座布団の上に大人用バスタオル、パジャマ、肌着2枚、オムツの順にのせて、その上にベビー用バスタオル(正方形がオススメ)を広げておきます。これを脱衣所から浴室に続く扉の目の前に置いておくと、マンツーマンでもお風呂上りの動きがスムーズにできました。

  2. 娘が寝ている時の進め方
    このくらいの月齢の頃は18時台に長めの夕寝をしている時があるので、寝ている時はそのまま1の座布団セットの上やベビーベッドなどに服を着せたまま寝かせて、こっそりひっそりと1人でお風呂へ。体を洗い終わっても静かな時は湯船もゆっくり浸かっていました。

    (滅多にありませんでしたが。)

    バスタオルでちゃちゃっと体を拭いて、寝ている(もしくは途中で起きて泣いてる)娘の服を脱がせて、オムツを外して、そのままお互い全裸で浴室へ。

  3. 娘が起きている時の進め方
    ぱっちり起きている時は、1の座布団セットの上に服を着せたまま寝かせて、おくるみもしくは正方形のベビー用バスタオルを使っておひなまきで固定しつつ、メリーを流したりおもちゃを2つくらい持たせておいたりして、気を逸らせながら自分の体を洗っていました。
    この頃はまだそこまで動いたりするわけでもないので、泣き声が聞こえてきたら扉を開けてあやして、静かだったら扉は閉めたままにしていました。
    (娘が産まれたのが2月だったので、春先くらいまでは扉を開けるたびに外気の寒さに震えていたのですが、段々と泣き声にも耐性がついてきて、ちょっとくらいの泣き声なら無視もしてたと思います……。)

    自分の体が洗い終わったら、2と同様にバスタオルでちゃちゃっと体を拭いて、娘の服・オムツを脱がせてそのままお互い浴室へ。

  4. ざっくり洗い方
    0ヶ月の頃はベビーバスに入れて温度計で温度を計りつつおそるおそる入れていましたが、1ヶ月に入ってからはあぐらの上に寝かせてシャワー+湯船にしました。
    洗い方の流れは産院で教わった通りなのでざっくりと。洗面器に溜めた湯船のお湯にガーゼを浸して顔を拭いてからは、0ヶ月の頃はボディソープで少しずつ洗ってはガーゼで拭き取って、1ヶ月以降はボディソープで洗ってシャワーで洗い流していました。この頃は顔にシャワーがかからないように、耳に泡が入らないように物凄く慎重に洗っていた気がします。

  5. 湯船の浸かり方
    娘を抱っこして、太ももの上などにそのまま置いて一緒に入っていました。ちょっとぐずったら抱っこしたまま立ち上がって、落ち着いたらまたそのまま湯船に浸かる、という感じで、この頃はほぼその体勢のまま寝てくれていたと思います。

  6. お風呂を出てからの流れ
    あらかじめ準備しておいた1の座布団セットに娘を寝かせて、バスタオルで押し拭きし、オムツをつけてバスタオルで包んでおきます。メリーとおもちゃで再度気を逸らせつつ、浴室の片付けと自分の体を拭いたり、綿棒で娘の耳掃除をしたりベビーミルクで保湿したりします。その後は娘に服を着せて、自分は下着姿のままリビングへ。娘が落ち着いた頃にようやく自分もパジャマを着る、という流れでやっていました。

  7. マンツーマン時にあって良かったもの [1]大きめの座布団
    マンツーマンお風呂で助けてくれる人がいない時に一番必要なものって、「とりあえず赤ちゃんを寝かせておける場所」ですよね。立ったり歩いたりしてくれるようになればそこまではいらないものですが、ねんね期おすわり期は脱衣所にそのまま寝かしたり座らせたりするわけにもいかないので、寝かせても足の出ない大きめの座布団を私は購入しました。使い方は上述「1.準備するもの」の通りです。



    55×59なので、このサイズ感ならねんね期は余裕だと思います。おすわり期以降、成長して足が出てしまってもバスタオルで包んでしまえば問題無いです。

  8. マンツーマン時にあって良かったもの [2]メリー
    よく言われている「これがあればすぐ寝てくれる!」「泣いてる時にこれをつけるとすぐ泣き止む!」なんてことは全く無かったのですが、これを脱衣所の座布団セットの近くに設置しておいた時と無かった時では泣き始めるまでの時間に結構差があったので、あって良かったなとは思っています。
    ただ、3~4ヶ月くらいになると周りのものに興味を示し出して、回ってるぬいぐるみを掴んだり、寝返りをし始めたりするので、その辺りで卒業しました。

     

    森のすやすやメリー

    森のすやすやメリー

     

    私はこれを産後母に西松屋で買ってもらいましたが、↓みたいに、ジムにもなるものだったら脱衣所床置きの不安定さも、引っ張って倒れる心配も無いと思います。座布団+子どもの高さとの兼ね合いはあると思いますが。



  9. マンツーマン時にあって良かったもの [3]おくるみ もしくは 正方形のベビー用バスタオル
    娘は3ヶ月に入ってすぐ寝返りを始めたので、起きている時に座布団セットの上に寝かせると寝返りで落ちてしまう可能性があり、ググったところおひなまきという方法を知りました。その際に使うのが、おくるみ もしくは 正方形のベビー用バスタオルです。


    おくるみで有名なブランドといえばAden+Anais(エイデンアンドアネイ)ですよね。私も出産祝いで姉に1枚貰ったので使っていました。ただ、こちらはバスタオルではないので、待機中のみの使用でした。他にも寝つきが悪い時のおくるみや真夏のタオルケット代わりにも使っていました。


    こういうコットン100%の正方形のバスタオルだと、おひなまきもできるしお風呂上りにバスタオルとしても使えるし、浴室の片付けしている間も包めるしで、とても楽でした。私は西松屋や貰い物でこの形を何枚か頂いたので、そちらを使っていました。

    よく出産祝いでおすすめされているフード付きバスタオルも確かに可愛いんですけど、マンツーマンだと可愛いよりも実用性を求めてしまい、そんなに使いませんでした。旦那さんが仕事で忙しそうな夫婦への出産祝いなら正方形のバスタオルもおすすめだと思います。


    フード付きタオルでもこういう大判正方形なら実用的で良いと思います。


    おひなまきのしかた【総集編】新生児期から手足を動かすようになった赤ちゃんまで

    おひなまきのやり方はこちらの動画が一番わかりやすかったです。私は最初の新生児期のやり方でずっとやっていたのですが、新生児期のやり方だと足をバタバタしてすぐ外れてしまうので、足バタバタ期の結んで固定するやり方は確かにやってみれば良かったなあと思いました。

(ひとりで)月齢別赤ちゃんのお風呂の入れ方 ②4~6ヶ月

流れはほぼ①と同じですが、脱衣所での待機中に足をバタバタしておひなまきから抜け出たり、寝返りで座布団セットの上から落ちてしまうようになったので、首がすわったのと合わせてバンボを導入しました。脱衣所で服を着せたままバンボに座らせておもちゃを2つほど手に持たせつつ、①と同様にぐずったら扉を開けてあやしつつ体を洗って、終わったらバンボから出して服を脱がして一緒に浴室へ、という流れです。

 

バンボのベビーソファは並行輸入品で安いのも多くありますが、ベルトが既についてしまっていて、一度ベビーザらスでベルト付きを座らせてみたのですが、座らせるのが大変でした。少し高いですが、後付で付属されている正規輸入代理店の商品を選んだ方がただでさえ増え続ける育児ストレスは軽減できると思います。

 

こちらは正規輸入代理店の商品なので、ベルトも後付で楽です。しかもカラーも可愛い。

軽いので、実家に帰ったりレストランに行く際にも持ち込んで座らせていました。離乳食初期も座らせて食べさせていました。他のベビーチェアに比べると抜け出ることが少ないのでかなり助かりましたが、つかまり立ちができるようになると抜け出てしまうので、3ヶ月くらいしか使っていなかったと思います。しかしこの頃の育児ストレスはかなり軽減できるので、惜しまずに購入をオススメします。

 

(ひとりで)月齢別赤ちゃんのお風呂の入れ方 ③7~11ヶ月

この頃からは、つかまり立ちも始めてバンボから抜け出るようになってきたので、脱衣所待機は諦めて、浴室内で使えるベビー用お風呂チェアを導入しました。服・オムツを脱がせて座らせ、シャワーをかけて体が冷えないようにしながら自分の体も洗って、終わったら座らせたまま洗っていく流れです。

 

こちらを購入しました。空気を抜けば持ち運べるので、実家に帰る際にも持参して使いました。

あとは、浴室での待機になったので、濡れても平気なおもちゃをいくつか追加導入しました。

定番のアヒル。お腹にセンサーがついていて、赤ちゃんには熱すぎる温度だとプレートが乳白色になります。娘はよくこれを両手で掴んでしっぽ辺りをカミカミしていました。歯固めくらいの丁度良い硬さだったみたいです。

上のアヒルと同じSassyのリングです。濡れても拭いて乾かしておけばいいので、お風呂用に丁度良かったです。こちらも手で握ってカミカミするのに丁度良い硬さと大きさだったようです。

お風呂で読める絵本も欲しいなと思っていた時に西松屋で見つけたのがこちら。絵本をめくるブームが到来した時は黙々とめくったりイラストを見たりしていました。1歳を過ぎた今もお気に入りのようで、湯船に浸かっている時も掴んで離しません。

 

(ひとりで)月齢別赤ちゃんのお風呂の入れ方 ④12ヶ月~

1人で歩けるようにもなったので、先に娘の体を洗って、湯船に浸かって待機してもらうことにしました。浸かるとはいっても、我が家は娘だけが入って浴槽に立ってもお腹の真ん中くらいまでの量しかお湯を張っていないので、座っても顔にかかることはほぼありません。ただ滑って転ぶ心配はあるので、冷や冷やしつつ自分の体を洗っていく流れです。

③の頃から使っているおもちゃで遊びつつ、湯船の中を歩いたりして待っててくれるので、これまでのような自分が体を洗っている時に寒くて泣かれたり、泡を掴んで口に入れたりすることもなく、楽にはなりました。

 

マンツーマンお風呂も慣れたので、今後増えるモノとしては、気逸らし用のおもちゃくらいかなあと思っています。

 

こういうシャワーとか、ペタペタ貼れるやつとか、楽しそうですよね。

 

1人で無理して死にそうになるならおもちゃと自分に甘えた方が良い

出来る限りおもちゃ使ったり放ったらかしにしたりと、「こいつ楽してるなあ」とか「もっと子どものこと考えてあげてよ!」と思われることもあると思います。でも私はこれでなんとか乗り切ったくらいの心の余裕も力量も無い人間です。

実際何度か、メリーやおもちゃに頼っていなかった頃は脱衣所で大泣きしている娘に疲弊して、飲み会から帰ってきて泥酔している夫に八つ当たりしたり泣き喚いたこともあります。結局育児は全て慣れだというのはわかっているのですが、慣れてない頃って「誰も助けてくれない! いっそ死にたい! でも子どもを残して死ぬわけにはいかない! どうしよう!」みたいなどうしようもない気持ちに物凄くなるので、少しは自分とおもちゃに甘えてもいいんじゃないかなと思います。

 

今頑なに1人でおもちゃも使わずに無理して頑張ろうとしてしまっている方がいれば、そんな方に少しでも参考になれば幸いです。